2016年4月27日水曜日

新潟の未来

 社会的なことに関心の強い患者さんと話をしていると、「新潟の今後が心配だ」という言葉をけっこう耳にします。

 経済状況の悪化、高齢化と転出による人口の減少が問題なのでしょうが、解決策はあると、僕は見ています。

 結局、「自分たちで自分たちの地域を活性化させる」―その精神と実行が、それを解決するのではないでしょうか。


 とにかく、民業を活性化させること、つまりは、魅力的な物やサービスを生み出すことが重要なのだと思います。

 農家の人は、インターネットと外国語を駆使して(それが使える人たちと組んでもいい)、新潟のすばらしい農産物を日本中・世界中に売ったらどうでしょうか。

 若者は起業し、金融機関やお金持ちは、そういう若者に良い条件でお金を貸したらどうでしょうか。

 大きな会社と金融機関も、リスクを負って何か新しいことをしたらどうでしょうか。

 そして政治家や役所の人たちには、公金の無駄遣いを抑制してもらい(税金をできるだけ安くし、民間に流れるお金を増やす)、さらに、民間人が新たなチャレンジをできるようなサポートをしていただければと思います。


 世の中は必ず変化します。

 そして、それに適応して新たなチャレンジをしないと、結局は尻すぼみになってしまいます。

 失敗は怖いかもしれませんが、リスクを計算して、失敗しても生き残れるようにしておけばよいと思うのです。

 魅力的な物やサービス、そしてそれに伴う仕事があり、お金が回り出せば、転出も減り、子供も生まれ、人口減少にも歯止めがかかり、新潟の未来もより明るくなるのではないでしょうか。

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