2023年11月25日土曜日

「20年間で病欠が1回」の秘訣

  僕はもう20年以上この仕事をしているのですが、病気でお休みしたことが1回しかありません。確か2007年に、良性発作性めまいを初めて起こしたときが、その1回となります。そしてそこからカウントすれば、15年間は病欠0となります。そのために気をつけてきたことをご紹介しますので、皆様の健康管理の参考になさって下さい。


食事・運動・睡眠が基本

 十分な栄養と運動と睡眠、これが基本だと思っています。何をどの程度食べたらよいか、どんな運動をどの程度すればよいか、どういう環境で何時間寝るのが理想か、など諸説ある面も多いのですが、まずはそれぞれをしっかり実行することが大切ではないでしょうか。

 そのうえで、自分なりに良さそうな方法を実践しています。また、それを変えることもあります。これさえ食べれば、この運動だけすれば、こうすれば短時間睡眠で済む、というのはないかなーっと思っています。人体とは結局、そういうものなのではないでしょうか。


薬に頼りすぎない

 たとえば風邪をひいた時など、特に薬は飲みません。食べて、いつもより早く寝ます。それは体力が低下して免疫力が落ち、風邪ウイルスが体内で繁殖している状況ですので、免疫力を回復させてそのウイルスに勝つことを目指しています。実は風邪ウイルスを退治する薬はなく、体が風邪ウイルスに勝つまでのあいだ熱や咳を抑えているのが、薬の作用です。ですから、薬を飲んで症状がやわらいでも、完全な勝利ではないので、そこで油断すると風邪ウイルスが盛り返す危険もあると思うのです。だから、とにかく、栄養を摂って、寝られるだけ寝ます。

 とはいえ、薬を全否定しているわけではありません。風邪以外のケースや、高熱が出た場合など、薬を飲んでとりあえず症状を緩和した方がよい場合もあるでしょうから、たまには薬に頼ることもあります。

 しかし、不摂生をして体調を崩し、薬で症状を抑えながら生活するのは、順序が逆かと思います。まず食事・運動・睡眠によって体調を整える。それができない、それでも体調が悪いという時が、薬の出番ではないでしょうか。


「心」の不調も「体」の好調で乗り切る

 過度な心理的ストレスに対しては、とにかく体調を良くしておいて乗り切ろうと思っています。心と体はつながっていますので、心理的ストレスが体に悪影響を及ぼすこともあると思います。しかし、「心」が不調でも、「体」が好調であるならば、そう大事には至らずそれを乗り切ることはできるのではないでしょうか。ストレスがたまったら…、体に良いおいしいものを食べて、寝る、ということです。

 なお、僕にはあまり「ストレス解消法」となる趣味がないのでそうしていますが、そういうものがある人はそれに没頭するのもよいと思います。そういう人は、うらやましいです。あとは、ストレスの原因となっている問題等を解決することに努力を払うことも、重要だと思います。


時間の使い方が重要

 1日は24時間というのが決まっていますので、仕事などやらなければいけないことを最優先、食事・運動・睡眠といった健康管理に必要なことを第二優先、としています。寝る時間を削って目的もなくスマホを何時間も見ている、ということはしないようにしています。

 時間の使い方が重要ではないでしょうか。そうすれば、仮に12時間働いたとしても、食事と風呂などに2時間30分、運動30分、と時間を割いても9時間は余ります。そしてそこから娯楽に1時間割いても、8時間は寝られます。もちろん、働く時間がそれ以下の場合や休日の場合などは、食事や風呂、娯楽などにももっとたくさん時間を使えますし、8時間以上眠ってもよいでしょう。


 若い頃に個人事業主という道を選び、自分が休んだら代わりの人はいない、という状況でずっとやってきましたので、このようになったのでしょう。暴飲暴食したい、運動したくない、遅くまで起きていたい、という感情はもちろんあるのでしょうが、体調が悪いよりはマシだから、それらを諦めているだけです。「元気があれば、何でもできる!」「健康一番!(ちなみに僕の名前は健一です)」ということでしょうか。

 なお、これはあくまで僕のやり方であり、それが唯一絶対の正解であるとは思いません。また、僕もこれから年を取って、病欠したり、大病したりする可能性もあります。あくまで参考までに―。