「最近また増えてきている…」という声を耳にして、久々に新型コロナウイルスの感染状況をチェックしてみました。
- 累積陽性者数:2270万6566人
- 累積死亡者数:4万7069人
- 陽性者数に対する死亡者の割合(致死率):約0.21%(1,000人に2.1人)
- 新規陽性者:3万1622人
- 現在の重症者:174人
*厚生労働省『データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-』より、2022年11月7日版
ちなみに、過去には以下のような数字が出ていました。
- 2020年5月1日発表、累積陽性者数1万4281人・累積死亡者数432人・致死率約3.02%
- 2020年9月17日発表、累積陽性者数7万7009人・累積死亡者数1473人・致死率約1.91%
- 2021年9月7日発表、累積陽性者数158万517人・累積死亡者数1万6387人・致死率約1.04%
2021年9月7日に比べると、累積陽性者数は10倍以上になっています。しかし死亡者数はそれに比例して増えておらず、致死率は2020年5月と比べると、10分の1以下になっています。ウイルスの弱毒化か、ワクチンの効果か、対応が的確になってきたのか、とにかくすごいですね。
また、11月7日付で3万人以上の新規陽性者がいるのに、重症者が174人というのもすごいと思います。最近は、陽性者のほとんどが重症化していないということになります。
日本の人口が約1億2600万人なので、現時点で全人口の約18%の人が陽性となっており、その陽性者のうち約0.21%の方が亡くなったということになります。今までに、日本人1000人中、180人が陽性者となり、2人が亡くなった、という割合です。
ちなみに、この一週間の統計を見ると、亡くなる方は高齢の方がほとんどです。集団発生等の状況は、高齢者福祉施設が際立って多く、次いで医療機関がその3分の1程度、学校・教育施設等がその8分の1程度になっています。飲食店はほぼないようです(今までもそうだったのでしょうか?だとしたら飲食店を警戒していたのは無意味だった…?)。
高齢で体が弱っている方が感染しやすく亡くなりやすく、集団が長時間を過ごす施設ほど感染が広がりやすいという、当然といえば当然の結果が出ています。
再び「第〇波」という感染拡大期が来るとは思うのですが、警戒をして対策はしつつも、過度に恐れることはないと僕は思っています。
よく寝て、よく動いて、よく食べて、免疫を高めて、コロナ禍を乗り切りましょう!