2016年4月27日水曜日

新潟の未来

 社会的なことに関心の強い患者さんと話をしていると、「新潟の今後が心配だ」という言葉をけっこう耳にします。

 経済状況の悪化、高齢化と転出による人口の減少が問題なのでしょうが、解決策はあると、僕は見ています。

 結局、「自分たちで自分たちの地域を活性化させる」―その精神と実行が、それを解決するのではないでしょうか。


 とにかく、民業を活性化させること、つまりは、魅力的な物やサービスを生み出すことが重要なのだと思います。

 農家の人は、インターネットと外国語を駆使して(それが使える人たちと組んでもいい)、新潟のすばらしい農産物を日本中・世界中に売ったらどうでしょうか。

 若者は起業し、金融機関やお金持ちは、そういう若者に良い条件でお金を貸したらどうでしょうか。

 大きな会社と金融機関も、リスクを負って何か新しいことをしたらどうでしょうか。

 そして政治家や役所の人たちには、公金の無駄遣いを抑制してもらい(税金をできるだけ安くし、民間に流れるお金を増やす)、さらに、民間人が新たなチャレンジをできるようなサポートをしていただければと思います。


 世の中は必ず変化します。

 そして、それに適応して新たなチャレンジをしないと、結局は尻すぼみになってしまいます。

 失敗は怖いかもしれませんが、リスクを計算して、失敗しても生き残れるようにしておけばよいと思うのです。

 魅力的な物やサービス、そしてそれに伴う仕事があり、お金が回り出せば、転出も減り、子供も生まれ、人口減少にも歯止めがかかり、新潟の未来もより明るくなるのではないでしょうか。

2016年4月21日木曜日

わいせつ整体師の心境を考える

 2週間ぐらい前に、接骨院の経営者が施術を受けに来た女性にわいせつ行為をはたらいて捕まった、というニュースを見ました。

 昨年と今年の2回、2人の女性に対して下着の中に手に入れるなどをしたそうですが、容疑者は「施術のためだった」と容疑を否認しているそうです。

 また、同様の事件がもう一件、同日に報じられていました


 同じような仕事をしている者として考えてみますが…、結局、容疑者の心境は理解不可能です。

 僕も普通の男性ですからもちろん性欲は存在しますが…、しかしそういうことは、時と場所、相手の合意といった条件がそろわないとする気にはなれませんし、まして仕事中に、社会的信用を失ったり、逮捕されたりといったリスクを負ってまでする気には、到底なれません。

 では、本当に容疑者が「施術のため」だと考えていた場合ですが…、しかしそれも、患者さん自身の承諾が得られなければ、もちろん駄目でしょう。

 もし患者さんが怖くて意思表示できなかったとしても、事前に尋ねるべきですし、そもそも、下着の中に手を入れるのは常識はずれです。

 加えて、この件ではその患者さん2人が被害届を出していたそうなので、そんなことは望んでいなかったのも明白です。

 ですから、やはりどう考えても、容疑者の心境は理解不可能だといえます。

 あとはもう、冤罪で、何かの陰謀で逮捕された、というならば理解できますが…。


 ちなみに僕は、そんなことをする気は微塵もありませんし、この仕事を始めて十数年間そんな問題を起こしたこともありませんので、女性の方も安心してご来室ください。

*服の上から、殿部(おしり)と足のつけ根を施術させていただくことはありますので、ご了承ください。なお、お望みでない場合は、そこを外してすることもできます*

2016年4月13日水曜日

一人一人に合わせた施術

 昨年末ごろから、「同じ目的でも、患者さんがお好みの施術方法を使う」ようにしています。

 それまでもうちは、コースを30分ごとの4段階に定め、その人ごとに施術部位を変えるようにしていたのですが、「こういう目的でこの部位をやる」と決めた場合は、どの方に対しても、自分がベストだと思う同じテクニックを用いていました。

 ところが昨年末ごろからは、やる部位を決めた際にも、「どのようなテクニックでそうやっていくか」を患者さんに選んでもらうようにしているのです。

 そうすると、「何でもいいからお任せ」「比べてみないとわからないので、やってみた結果で決める」という方が多かったのですが、中には「この方法がいい」という方がいました。

 そして、どの方法でも目的は同じなので、基本的に効果に違いはないと思うのですが、一部には、その方が選んだ方法の方が効果的なように思える場合が、やはりあったのです。

 どんなことでも施術者側は、良かれと思ってやっていますし、ベストだと思う方法を選んでいるのですが…、受ける方のほうがより良い方法を知っている場合も、あるようです。

「(本人の)体が望むことをした方が良い」ということなのでしょうか。

 それに気づいて、「今までもそうすれば良かったな…」と思ったのですが、実はこの仕事はそんな思いを積み重ねていくもので、少しずつ少しずつ、進歩していくしかありません。

 今後もそれを繰り返し、腕を磨いていこうと思います。