2020年12月30日水曜日

2020年最後―2つのお知らせとご挨拶

 お知らせ1

年内は12/31(木)午後1:00まで、新年は1/3(日)から営業いたします

(以前に『新年は1/5(火)から営業』と告知していましたが、変更しました)

(なお、1/4(月)は定休日です)


お知らせ2

新型コロナウイルスの危険性を判断するための情報』を作ってみました2022年3月末で、こちらは削除させていただきました

(ブラウザで閲覧できるGoogleスプレッドシートファイルです。小さな画面でご覧の場合は、横向きで表示させると見やすいと思います)

 これから月に1回ぐらいの頻度で更新しようと考えています。

 人のいないところで一人暮らしをしているのでもない限り、新型コロナウイルスに感染する可能性や、人にうつす可能性をゼロにすることは不可能でしょう。

 ですから、どれくらい危険なのかを正確に捉えて生活していく必要があると思います。

 そんな判断の材料となるデータを、公的機関発表の一次情報からまとめてみました。



ご挨拶

 このブログの更新も、今年最後です。

 今年はコロナで大変な年になりましたが、人類はこれまで様々な危機を乗り越え、豊かな社会を築き上げてきました。ですから、この状態がずっと続くことはないでしょう。

 皆様にとって来年が、今年よりも良い年でありますように…。

 今年もお世話になりました。

 良いお年をお迎えください。

2020年11月3日火曜日

ウイスキー飲み比べ3『クルーニー』

  先日また新しいウイスキーを1瓶買いましたので、ご紹介します。



 スコットランド産で複数のモルトをブレンドした、ブレンデッドスコッチ『クルーニー』です。


 ラベルを見ると、「クルーニー」という名は、1857年にマクファーソン氏族の長であったクルーニーという人の名に由来するそうです。

 ちなみに、スコットランドの氏族制度とは以下のようなものらしいです。
スコットランドの氏族(スコットランドのしぞく、Scottish clans)は、中世から近世のスコットランドにおける社会制度であり、現在も続く社会的・文化的伝統である。各氏族の長は氏族長と呼ばれる。ゲール人・ノース人など多様な民族的混淆の中から作られ、アルバ王国など代々のスコットランド王朝の宗主権のもと高度な自治を維持していた。氏族制度は18世紀に解体するが、ロマン主義を契機に19世紀、それまでとは異なるかたちで再生した。各氏族の紐帯は現在まで受け継がれ、クランに属するクランタータンはスコットランド文化の象徴となっている。(Wikipediaより)


 さて味の方ですが…、おいしいです!

 しかも、これまでにご紹介した『バランタイン ファイネスト』『アーリータイムズ イエローラベル』よりも一段おいしいと思いました!

 ラベルに「蜂蜜のようなほのかな甘い香りと、スムーズな口当たり」と書かれていますが、まさにその通り(ラベルに影響されてるだけという可能性もありますが…)。

 ウイスキーは基本的に苦みのある飲み物だと思うのですが、その中にコクというかまろやかさのようなものがある印象です。例えるならば、「スイカにかける塩」「カレーの辛さだけでない複雑なうま味」でしょうか。しっかりとした苦みとともに、甘み・コク・まろやかさのような複雑さがある印象でした。

 初めて飲みましたが、これはおいしかったです。良い発見でした。


現時点でのおいしいウイスキーランキング(条件:ほとんどのスーパーで売っていて入手しやすい、700mlあたり1,000円前後の価格、モルトとグレーンだけで作られている)

  1. クルーニー
  2. バランタイン ファイネスト、アーリータイムズ イエローラベル

2020年10月15日木曜日

今年も進歩がありました

  新型コロナウイルスの影響で、昨年に比べ今年は、明らかにお客さんの数が減っています。年末までもうあと3ヶ月を切っているので、減収はほぼ確実だと思います。

 しかし、施術自体には今年も進歩があったと、僕は思っています。

 5月ごろと、9月だったと思うのですが、アイデアが浮かび、施術方法が変わりました。

 新たなテクニックを身につけた、ということではありません。

 テクニックを用いる際のチェックポイントを1つずつ見つけた、ということです。施術の精度が上がった、と表現できるかもしれません。

 ですから、外から見ていた場合にその変化はよくわからないでしょう。しかしそれらは、テクニックの効果を高めるための大切なチェックポイントなのです。

 もうこの仕事を始めて15年以上経っています。『新潟市中央区オステオパシー』を始めてからも、来年7月で丸10年になります。

 しかし、進歩はするものですね。


 学びたての頃は、どんどん新しいことを覚えて、どんどん自分が進歩しているように思えました。

 やがてそのペースでは進歩しなくなるのですが、実際に仕事をしながら、ちょっとずつちょっとずつ進歩を積み重ねていくことが、大事なのだと思います。

 結果として、10年前の自分と今の自分は大きく違うな、と思えます。単なる自己満足の部分もあるのかもしれませんが、少なくとも、「以前に比べて今はこうしている、こういうことに気をつけている。だから施術は上手になっていると思う」と言語化できる部分は確実に増えています。

 もちろん現段階でも、僕の施術に満足していただけない方はたくさんいるでしょう。

 そして、オステオパシーの限界も当然あります。

 しかし今後も、そんな進歩を積み重ねていきたいと思います。そしてその結果として、皆様のお役に立てる領域が少しでも増えれば、嬉しいです。

2020年9月18日金曜日

新型コロナはピークを過ぎた?

 5月以来となりますが、新型コロナウイルス感染拡大についての分析を久々にしてみます。


 まずは、時系列で国内の発生状況を追ってみましょう。(人数は累計。致死率は、感染者のうちの死者の割合)

  • 3月1日発表、感染者254人・死者5人・致死率約1.97%
  • 3月30日発表、感染者1886人・死者54人・致死率約2.86%
  • 5月1日発表、感染者14281人・死者432人・致死率約3.02%
  • 9月17日発表、感染者77009人・死者1473人・致死率約1.91%

 1日当たりのPCR検査陽性者数は、8月7日に1595人を記録して以来減少傾向にあり、9月14日には265人にまで減りました(9月16日は543人)。そして当然、入院治療等を要する人の数も、その頃をピークに減少し続けています。

 死者数は9月16日時点で1473人。2018年の統計によると日本では1年間に、悪性新生物で約37万人、心疾患で約21万人、老衰で約11万人、脳血管疾患で約10万8000人、肺炎で約9万5000人の方が亡くなっているそうなので、死因としては非常に少数であるのは相変わらずです。

 また、5月1日発表時点より致死率が下がっています。重症でなくても検査を受ける人が増えたことと、医療提供体制が安定してきたことがその理由でしょうか。

 世界にも目を向けてみましょう。

 9月17日発表時点で、感染者は約2970万人、死者は約94万人となっています。

 世界の人口は2019年で約77億人らしいので(国際連合広報センターより)、世界中の人の約0.39%が感染し、約0.012%が亡くなったということになります。そして致死率は、約3.16%となります。

 数字、特に割合を考えてみると、さほど怖い病気ではないという考えは今も変わりません。世界で見ても、1000人に約4人が感染し、1万人に約1人が亡くなるという病気です。

 なお、以上は厚生労働省のウェブサイトで確認した数字を用いています。


 感染が拡大し始めた3月や4月から、各国で人の移動を制限する措置が取られました。

 それによって新規感染者数は減少しました。しかし経済も動かさなければならないのでそれをあまり続けるわけにもいかず、日本では5月下旬に「緊急事態宣言」が解除されました。

 そして当然感染は再拡大したのですが…、どうやら8月上旬にピークを迎え、現在は減少傾向にあるようです。

 PCR検査陽性者と、無症状などで検査をしていないが実は感染済みの人を合わせ、日本国民全体が集団免疫を獲得しつつあるのかもしれません。

 もちろん、再び感染が拡大する可能性も、変種のウイルスが発生してそれがまた感染拡大する可能性もあり、はっきりしたことは言えないのですが…。

 ただ、ウイルスや細菌は、感染する宿主がいないと自らの種を残せませんので、人類を滅ぼすようなことは元々ないのだと思います。

 実際、口の中や腸の中の細菌、神経節にひそむヘルペスウイルスなど、普段は悪さをせずに人体に存在している種もたくさんいるのです。

 そして新型コロナウイルスは、基本的には感染後もあまり強い症状を出さす、気づかぬうちに新たな人に感染を広めていく、という作戦を取っているようにも思えます。


 感染を防ぐ対策や医療はもちろん大切です。

 しかしもっとも重要なのは、細菌やウイルスの一方的な増殖を許さない元気な体なのだと僕は思います。

 食事、運動、睡眠といった基本的な健康管理を大切にし、新型コロナの増殖をみんなで防ぎましょう!

2020年8月4日火曜日

ウイスキー飲み比べ2『アーリータイムズ イエローラベル』

 ウイスキー飲み比べ第2弾です。

 今回は、これ。

「アーリータイムズ イエローラベル」の画像

「アーリータイムズ イエローラベル」です。

 有名ですね。先日、近所のスーパーで1200円程度で購入し、最近飲み始めました。700ミリリットルサイズです。

 ちなみにこれは、「バーボン」です。ウイスキーの中でも、原料に51%以上のトウモロコシを含み、定められた製法で作られたものがそう呼ばれるそうです。

 主にトウモロコシで作られたウイスキー、というイメージですね。


 さて、味ですが…、やはりおいしいです。

 コクがある感じがしました。

 前回の『バランタイン ファイネスト』と比べてどちらがおいしいかというと…、正直、判断できません。

 2種類を同時に飲めば味の違いも明確になり、どちらがおいしいか(どちらが好きか)を決められると思うのですが、そうではないので甲乙つけがたいです。

 また、ちょっと飲むと気持ちよく酔ってきて、味の違いや優劣などどうでもよくなってしまいます(笑)。

 うーん…、この企画、そういう意味では難しいのかなあ…。(やめるときは告知なしにやめるかもしれません)

2020年7月2日木曜日

「裸足健康法」を1年試してみた結果

 また新たな健康法を試してみました。

 それは、できるだけ裸足で過ごすことです。

 靴下や靴を履くと、足裏への刺激が減り、足の指が動かされなくなります。一方で裸足であれば、足裏は常に刺激され、自然と足の指も使うようになります。

 僕の場合は職場でも裸足で過ごせるので、靴を履いて外に出てるとき以外はすべて裸足でした。裸足でない時間は、平均して1日に1~2時間でしょうか。

 およそ1年前からそれを試してみて、現在に至ります。

 自分の感覚的にですが、足の指の動きが良くなったように思いますし、足全体が疲れにくくなったと思います。そういえば「ふくらはぎ」や「すね」には足の指を動かす筋肉が付着していますので、そういった筋肉もちゃんと伸び縮みするようになったのでしょう。

 問題は冬で、裸足だと寒いかなあと思っていたのですが…、

 見事に慣れました(笑)。

 裸足生活を続けているうちに、足に筋肉がついたり、血液循環が良くなったり、という効果もあったのかもしれません。

 この健康法は特にデメリットがありませんし、効果も感じていますので、今後も続けるつもりです。

 外反母趾などにも良いのではないでしょうか。

 人類の祖先が二足歩行を始めてから、そのほとんどの期間は裸足で過ごしていたそうです。

 僕らは靴下や靴を履くのが当然だと思っていますが、でも本当は裸足でいた方が自然であり、体には合っているのかもしれませんね。

2020年6月4日木曜日

ウイスキー飲み比べ1『バランタイン ファイネスト』

 お酒は嫌いではないですが、飲まずにはいられない、というわけでもありません。

 最近はいただきもののウォッカで週に1回だけ晩酌をしていました。

 しかし先日、それがなくなってしまいました。

 そこでしかたなしに(?)、今後はウイスキーを買って飲むことにしました。

 ウイスキーは、アルコールの中ではビールと並んで馴染み深く好きなのです。そして開栓しても日持ちしますし、水割りで飲めばコスパも良いです。そのような理由で、ウイスキーを選びました。

 そしてどうせならば、いろいろなウイスキーを買って飲み比べてみて、それをこのブログに記録しておこうかと思いました。

 今回は、その第1回目です。


 ちなみに、以下の条件にかなうウイスキーを飲み比べていこうと思っています。
  • ほとんどのスーパーで売っていて入手しやすい
  • 700mlあたり1,000円前後の価格
  • モルトとグレーンだけで作られている

 あまりにも安いウイスキーはアルコールで薄められていて、原材料をチェックするとそれが表記されています。しかし、それは除きたいと思います。

 特にこだわりもなく、お金もそれほどかけたくないのですが、どうせ買うからにはそれなりのものを飲みたいと思い、以上のような条件となりました。


 さて今回は、『バランタイン ファイネスト』です。

バランタイン ファイネストの写真1

バランタイン ファイネストの写真2

 近所のスーパーで1,100円ぐらいで買ってきました。

 有名で入手しやすい、イギリス・スコットランドのブレンデッドウイスキーですね。

 水割りにして飲んでみました。グラスで2杯。晩酌の時はいつもそうです。

 確かに40種類の原酒が織りなす重層的な味を感じました。まろやかな感じです。ほんのりとした甘みのようなものもあったかなあ…。

 結論…、普通にうまい。酔ってくると細かいことはよくわからなくなるけど、うまい。

2020年5月2日土曜日

新型コロナウイルスの感染者数と死者数を時系列順に

 またまた新型コロナウイルスの話題です。

 今回は、日本での感染者数と死者数と致死率を時系列順に見てみましょう。

  • 3月1日、感染者254人・死者5人・致死率約1.97%
  • 3月30日、感染者1886人・死者54人・致死率約2.86%
  • 5月1日、感染者14281人・死者432人・致死率約3.02%

(すべて厚生労働省のウェブサイトからデータを引用しました)


 大雑把に考えて、感染者も死者も1か月で10倍ずつ増えている、といえるのかもしれません。

 致死率は…微妙に増えているといえますが、3月の段階ではまだ感染者が少ないので、数値が安定しないだけなのかもしれません。でも、致死率は数パーセント、といえるでしょう。

 ただし、ここでいう感染者は、検査を受けて陽性反応が出た人のみですから、個人的にはこの10倍か100倍ぐらいの感染者がいるのではないか、と僕は思っています。(無症状か風邪のような症状で、すでに治っている)

 感染者数が今の10倍ならば、5月1日時点での致死率は約0.3%になります。そして感染者数が今の100倍ならば、致死率は約0.03%となります。

「ステイホーム」が、感染者の増加や医療崩壊の防止に役立っていることは間違いないと思うのですが、特別に危険な病気ではないという個人的な印象は、現時点でも変わりません。

 残念ながら、今後も感染者数は増え続けると思います。

 ただし、それが一定数になると、すでに感染済みで抗体のできた人が多くなり、集団免疫ができます。

 もしかして「ステイホーム」は、そこに至るまで医療崩壊が起きないようにすることが、最大の目的なのかもしれません。

 一方で、それによって経済が止まり、お金に困る人が増え、自殺者が増えたり、治安が悪くなったりする可能性もあります。例えば、増加した自殺者数が新型コロナウイルスによる死者数を超えてしまうということも起こり得るので、それも防ぐ必要があります。
 
 そのバランス感覚が、政治には大切なのかもしれませんね。
 

 ところで、毎日新型コロナのニュースばかりでうんざりするという方は、「ニュース断ち」をしてみてはいかがでしょうか?

 僕はほとんどテレビを見ませんし、ネットも目的を持って使うようにしているので、一日のうちで新型コロナの話題に触れることがあまりありません。

 現実逃避をしているわけではなく、平時からそういう生活をしているのです。

 結局、「今の状況で自分にできることをする」しかないと思うからです。

 だから、そのための情報だけは入手して、後は自分のすべきことに集中した方が、心が安定するのではないでしょうか。

 新型コロナウイルスは病気の一種であり、社会問題の一種です。でも、それ以上でもそれ以下でもありません。

 報じられない、自分が目にしない、他の病気も社会問題もたくさんあるのですから、新型コロナのニュースばかり見ている必要性もないと思うのです。

2020年4月1日水曜日

当施術室の新型コロナウイルス感染拡大防止策について

 今回は、当施術室の新型コロナウイルス感染拡大防止策について述べさせていただきます。


通常時からしていること
  • お客様が施術ベッドに寝る際は、頭(顔)部に使い捨てファイスペーパーを敷いています
  • 施術後は除菌クリーナーにて、頭(顔)部が接触するレザー部分を清掃しています
  • 仰向けでの上半身の施術をする際、施術者はマスクをして飛沫が飛ばないようにしています
  • 定期的な清掃により、室内全般の清潔に努めています
  • 施術者は、施術前・施術中・施術後と、こまめに手指消毒剤で手を消毒しています
  • 施術者は、食事・運動・睡眠などの健康管理に気を配り、できるだけ病気にならないように心がけています
  • 施術者は、手洗い・うがいを定期的におこない、(新型コロナを含む)病原微生物への感染防止に努めています


新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってしていること
  • 室内の換気をする頻度を増やしています
  • お客様用の手指消毒剤を玄関にご用意しています(2020.11.03追記)
  • 施術者が「感染しているけど無症状」である場合を考慮し、施術者はお客様がいらっしゃってからお帰りまで、常にマスクをするようにしています


当施術室では、以上のような感染拡大防止策をとっています

 ただし、新型ウイルスについては未知な部分もありますし、結果的に何がどの程度の効果があるのかは、正直わからない部分もあります。

 しかし、当施術室にいらっしゃったお客様が、ここで新型コロナウイルスに感染する確率は非常に低いと思っています。同様に、僕がお客様から感染する確率も非常に低いと思っています。そして仮に感染したとしても、感染したお客様や僕が重症化して亡くなる確率は、もっともっと低いと思っています。

 その理由は、単純に確率的なことです。

 厚生労働省ウェブサイトの3月30日時点での公開データによれば(→https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10595.html)、感染者は1886人、感染者のうち(無症状の210人を含む)軽症から中等症の人が726人、入院後退院した人が424人、死者が54人となっています。

 大雑把に、日本の人口が1億3000万人とすると、感染者はそのうちの約0.00015%(1886÷1億3000万×100)です。そして感染者のうち亡くなった方は約2.9%(54÷1886×100)です。

 ちなみに、感染しても無症状か普通の風邪のような症状であるため、検査を受けておらず、データにはカウントされていない人もたくさんいるでしょう。

 もしそういう人たちを含め、感染者が現在の10倍存在すると考えると、日本人口のうち感染者は約0.0015%、感染者のうち亡くなった方は0.29%となります。致死率が10分の1になります。

 そして、前回このブログで書きましたが(→『新型コロナウイルスについての見解』)、例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われていて、2000年以降の死者は214(2001年)~1818(2005年)人とのことです。

 加えて、インフルエンザの流行によって間接的に生じた死亡を含めると、死者は年間約1万人と推計されているそうです。

 また、同じく厚生労働省ウェブサイトで公開されていた平成30年の死因別死者数のデータを見ると(PDF→https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/h7.pdf)、死者が多い順に、悪性新生物が約37万人、心疾患が約21万人、老衰が約11万人、脳血管疾患が約10万8000人、肺炎が約9万5000人となっています。

 これだけの人たちが、1年間に亡くなっています。そして新型コロナウイルスの流行がなくても、肺炎で1年間に10万人近い人たちが亡くなっているのです。

 これらのデータを見ると、新型コロナウイルスが特別に危険だとは思えません。

 テレビなどを見ていると、悪いニュースにばかりスポットが当たるため、ものすごく危険なウイルスだという印象を持つ方もいると思うのですが、このような数字を見れば、ちょっと印象が変わるのではないでしょうか。

 そしてそもそも、病気や死の確率をゼロにして生きていくことは不可能です。ですから、それが高いか低いかを行動の基準にするしかないように思えるのです。

 細菌やウイルスなどの病原微生物は、いろいろなところに存在しています。

 では、なぜそれらが人間に感染し、体内で増殖し、人間が死んでしまわないかというと、人間には「免疫」があるからです。

 人間は、体内で異物と戦い、それを排除する仕組みを持っているのです。

 しかし、体が弱り、免疫力が弱ってしまうと、残念ながら病原微生物は体内で増殖してしまいます。

 ですから、感染を防止することももちろん重要ですが、食事・運動・睡眠などに気を配り、免疫力が強く病原微生物に負けない体を維持することが、より一層重要だといえるのではないでしょうか。


 さて、当施術室では冒頭で述べたような新型コロナウイルス感染拡大防止策をとっております。

 そして現時点では前述のとおり、お客様がここで感染する確率は非常に小さく、まして感染後に重症化する確率はもっとずっと小さいと思っています。(ただし、お客様と対面する以上、感染リスクをゼロにすることは不可能だとも思っています)

 もちろん、あくまでそれは僕の見解であり、違う考えを持つ方もいるでしょう。また、これから感染の状況が変わり、僕の見解も変わるかもしれません。

 しかし、それらすべてを承知のうえでオステオパシーの施術をご希望の方は、ぜひ当施術室をご利用ください。

 もちろん、心配な方は、この騒ぎが収まって安心できるようになってから、いつでもご利用ください。

2020年3月3日火曜日

新型コロナウイルスについての見解

 先月から新型コロナウイルスの感染について、マスコミで大きく取り上げられています。

 そこで今回は、現時点での僕の見解について書いてみることにします。


 こういう時はとりあえず、「数字」を把握してみましょう。

 厚生労働省ウェブサイトの『新型コロナウイルス感染症について』というページによれば、3月2日12:00時点で、検査をして陽性の人が254人、うち無症状者が22人、有症状者が232人、となっていました。

 そして有症状者のうち、入院治療を要する者が188人。そのうち軽~中等症者が99人、人工呼吸器または集中治療室に入院中の者(つまり重症ということですね)が23人、確認中65人、入院待機中が5人、となっています。

 また、退院した者が34人、死亡者が5人、です。


 そして、同じく厚生労働省の『新型インフルエンザに関するQ&A』というページに、通常の季節性インフルエンザについての記述がありましたので、そちらを引用させていただきます。

 Q10.通常の季節性インフルエンザでは、感染者数と死亡者数はどのくらいですか。
例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。
国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。
また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。


 現時点で比較すると、新型コロナウイルスよりも通常の季節性インフルエンザの方が、よほど感染者と死亡者が多いことがわかります。

 「新型」であり未解明な部分があることと、感染が拡大していることからニュースになっているのでしょうが、危険性は通常のインフルエンザの方が高いように思えます。

 そして厚生労働省も先述のページ内に、

 現在の状況と考え方
新型コロナウイルス感染症については、これまで水際での対策を講じてきていますが、ここに来て国内の複数地域で、感染経路が明らかではない患者が散発的に発生しており、一部地域には小規模の患者クラスター(集団)が把握されている状態になっています。しかし、現時点では、まだ大規模な感染拡大が認められている地域があるわけではありません

 と見解を示しています。

 データの捏造でもない限り、僕も同意見です。

 どんどん感染が広がり、日本や世界が壊滅状態になることを心配している人もいるかもしれませんが、それはないだろうと僕は思っています。数週間、数か月すれば、「ああ、そういうのもあったねー」などとみんなで言っているのではないでしょうか。


 ただし、もちろん感染を防ぐ努力はした方がよいでしょう。

 また感染症は、「(細菌やウイルスなどの)病原微生物」対「人体の免疫力」の勝負ですから、免疫力が十分な人は、感染しても無症状だったり軽症だったりします。逆に免疫力が弱っている人は、重症化しやすいものです。

 ですから、健康的な生活をして免疫力を高めておくことも重要です。


 ちなみに、ウイルス(細菌とウイルスは別物です。ウイルスの方がより小さいです)の大きさは0.02~0.1マイクロメートルだそうです(1マイクロメートルは0.001ミリメートル)。そして通常のマスクの網目は10~100マイクロメートルで、ウイルスよりはるかに大きいそうです。

 ですから、基本的にウイルスはマスクを突き抜けてきます。

 マスクは、感染者が体液を飛ばすことを防ぐためや、寒さ防止や保湿のためには有効でしょうが、非感染者がウイルスを防ぐ効果はないと思います。(参考→効果は? 再利用は? マスクの疑問 専門家に聞きました

 だから、必死になってマスクを買い求める必要はないかと思います。また、トイレットペーパーやティッシュペーパーなども品薄状態になっているそうですが…、ちょっと不思議です。

2020年2月5日水曜日

健康維持への動機は

 僕はけっこう、健康維持にこだわっている方だと思います。

 とはいえ、いろいろなものをよく食べて、よく体を動かし、よく休む、という基本的なことを重要視しています。特別なことは何もしていないといってもよいでしょう。

 ただし、何をどれくらい食べればよいのかとか、どんな運動をどのくらいすればよいのかとか、どういう環境でどの程度休めばよいのかなど、細かい点は微調整を繰り返しています。

 健康分野にはいろいろな話があり、「〇〇を1日に◆◆程度食べると体に良い」「●●運動を1日■■程度すると体に良い」などの情報がたくさん出回っていますが、体には個人差がありますし、それらの多くはあくまで「仮説」ですので、鵜呑みにはしないようにしています。

 基本は食事・運動・休息にあると考え、極端な方法は取らず、あまりストイックにもなりすぎず、自分に最適な健康維持法を求めて試行錯誤している日々です。

 ちなみに、ストイックすぎるのは、毎日がつまらなくなり、それが逆に体に良くない気もしています。


 なぜそうしているかというと、3つの理由があります。

 1つは、オステオパシー施術者としての義務感です。

 やはり、良い体調で仕事をするのが、お客さんにとっての利益が大きいと思うのです。手技の精度もコミュニケーション能力も、体調が良い方が優れた結果となるのは、当然ではないでしょうか。

 2つめの理由として、体調が悪いのは自分がつらい、という点も挙げられます。

 この仕事を始めたての頃は、二日酔いで仕事をしたりしたこともありました。でも結果的に、それは自分がつらいだけでした。自業自得です(笑)。

 基本的に肉体労働をしていますから、体調が悪いと、やはり自分が大変になるのです。

 それからもう1つの理由は、「どうすれば人間は健康を保てるか」という自然法則を理解したい、という知的好奇心です。

 前述しましたが、健康分野にはいろいろな仮説があります。

 では、本当のところは、真実は、どのようなものなのでしょうか。

 正直それにはある程度の個人差があるとも思うのですが、しかし少なくとも、「自分が自分の体を最善に保つ方法」を知りたい、と僕は思っているのです。

 そしてその知識を他の誰かに伝えられたら、オステオパシー施術者としても嬉しく思います。

 あともう1つの理由、おまけとして…、健康で長生きしたいというのは人間の本能で、単にそれに従っているだけ、というのもあると思います(笑)。 

2020年1月4日土曜日

2020年、あけましておめでとうございます

 今年最初のブログ更新です。

 皆様、あけましておめでとうございます。


 1月1日から3日は神奈川県の実家に行っていました。

 やはり移動は疲れましたが、体調は良好です。

 池袋の東武デパートで『虎屋ういろ』を買い、おそらく20年ぶりぐらいに食べました。やっぱりういろうはここが一番好きです。


 さて、今年の目標も例年通り、特にありません。

 あえて言うなら、

1.できることを確実にやる

2.少しでも自分を成長させる

といったところでしょうか。

 今年最初の施術より今年最後の施術のほうが少しでも上手ならば、僕にとっても、皆さんにとってもいいですね。

 そうなるように頑張ります。


 では、本年もよろしくお願いいたします。

 何かご用がございましたら、いつでもご連絡ください!


*昨年の年初のブログは、なぜかたくさんのアクセス数がありました。ですから、今年はそれをコピーしてみました。さて今年はどうなるでしょうか?(笑)
 ただし、一文だけ昨年と違うところがあります。さて、それはどこでしょう?(お正月クイズです)