僕はけっこう、健康維持にこだわっている方だと思います。
とはいえ、いろいろなものをよく食べて、よく体を動かし、よく休む、という基本的なことを重要視しています。特別なことは何もしていないといってもよいでしょう。
ただし、何をどれくらい食べればよいのかとか、どんな運動をどのくらいすればよいのかとか、どういう環境でどの程度休めばよいのかなど、細かい点は微調整を繰り返しています。
健康分野にはいろいろな話があり、「〇〇を1日に◆◆程度食べると体に良い」「●●運動を1日■■程度すると体に良い」などの情報がたくさん出回っていますが、体には個人差がありますし、それらの多くはあくまで「仮説」ですので、鵜呑みにはしないようにしています。
基本は食事・運動・休息にあると考え、極端な方法は取らず、あまりストイックにもなりすぎず、自分に最適な健康維持法を求めて試行錯誤している日々です。
ちなみに、ストイックすぎるのは、毎日がつまらなくなり、それが逆に体に良くない気もしています。
なぜそうしているかというと、3つの理由があります。
1つは、オステオパシー施術者としての義務感です。
やはり、良い体調で仕事をするのが、お客さんにとっての利益が大きいと思うのです。手技の精度もコミュニケーション能力も、体調が良い方が優れた結果となるのは、当然ではないでしょうか。
2つめの理由として、体調が悪いのは自分がつらい、という点も挙げられます。
この仕事を始めたての頃は、二日酔いで仕事をしたりしたこともありました。でも結果的に、それは自分がつらいだけでした。自業自得です(笑)。
基本的に肉体労働をしていますから、体調が悪いと、やはり自分が大変になるのです。
それからもう1つの理由は、「どうすれば人間は健康を保てるか」という自然法則を理解したい、という知的好奇心です。
前述しましたが、健康分野にはいろいろな仮説があります。
では、本当のところは、真実は、どのようなものなのでしょうか。
正直それにはある程度の個人差があるとも思うのですが、しかし少なくとも、「自分が自分の体を最善に保つ方法」を知りたい、と僕は思っているのです。
そしてその知識を他の誰かに伝えられたら、オステオパシー施術者としても嬉しく思います。
あともう1つの理由、おまけとして…、健康で長生きしたいというのは人間の本能で、単にそれに従っているだけ、というのもあると思います(笑)。