僕らの業界には、「ゴッドハンド」という言葉があります。
神の手ですね(笑)。
基本的に、「すごく効果の高い施術をする人」のことをゴッドハンドと呼びます。
以前、ゴッドハンドと呼ばれる人も含め、有名な人の施術を受けて回っていた時期がありました。
しかし結論としては、施術の効果は、合う合わないとか、受けた人のその時状態にもよるもので、ゴッドハンドというのは噂や伝説に過ぎない、と思いました。
もちろん、良い施術、そうでもない施術、という差は感じました。しかし、誰が施術しても限度はあるし、ゴッドハンドは大げさだと思ったのです。
そんな時期を経て僕は、「オステオパシーには限界がある。ゴッドハンドなどはいない。自分はゴッドハンドは目指さず、普通の施術者としてベストを尽くし、技術の向上を続け、最善の施術をしよう」と思っていました。
しかし最近…、ちょっとした心境の変化がありました。
科学哲学(科学という方法を客観的に分析する分野)の本を読んでいて、ふと思ったのです…。
もちろん、基本的な考えは変わっていません。
でも、「”もしかして”ゴッドハンドはいる”かもしれない”。自分もなれる”かもしれない”」と、その可能性を考えるようになったのです。
その心境の変化が、これから自分の技術にどう影響するかは、まったく定かではありません。
でも、未来への楽しみが、少し増えました。
ゴッドハンドになれたら、いいですよねー…。
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