*2024.01.04追記
最近、呼吸や呼吸法に関する新たな知識を得て、この投稿に書いてあったことにいくらか間違いがあったと気づきました。すべて正しいことは書いていない、という前提でお読みください
その中の1つに「たっぷり呼吸をする」というのがあったのですが、健康全般に役立つことなので、ここでご紹介してみます。
全身の細胞は、血液中から栄養と酸素を受け取り、それをエネルギー源として活動しています。
ですから、息を吸って酸素を取り込むこと(「吸気」)が、生きていくためには不可欠となります。
また、エネルギーを作る過程で二酸化炭素が放出されるのですが、それが血液を通じて肺に行き、それを外に出すのが、「呼気」です。
そう考えると、肺活量というのは大切です。
一度の呼吸で出し入れできる酸素と二酸化炭素が多ければ、それだけ細胞の活動も活発になるわけです。肺活量の多さは、持久力、いわゆる「スタミナ」となるのです。
そしてそのためにも、呼吸は重要です。
横隔膜やあばら骨がよく動き、肺活量が多いことは、スポーツにも健康にも有利です。
逆に、それが少ない、または緊張などで息が止まることが多い人は、当然それらに不利となります。
また、呼吸をすることは、横隔膜やあばら骨、他にも腹筋や背筋を動かすことにもなります。
さらに、ゆっくり大きく呼吸をすることは、筋肉の緊張をやわらげ、気持ちを静める効果もあります。
ですから、骨や筋肉、そして心理面にも、呼吸というのは関わっているのです。
胸式呼吸(あばらの動きを意識した呼吸)より腹式呼吸(腹筋の動きを意識した)呼吸がいい、吸気より呼気を意識した方がいい(吐けばそのぶん吸える、という理屈らしい)、吸いきったら数秒止める方がいい、などの理論を聞いたことがあります。
しかし、とにかく肺活量が大きい、すなわち、一度の呼吸で多くの空気をやり取りできれば、それでいいと僕は思っています。
そのためには、運動をする、まめに深呼吸をする、ことが大切ではないでしょうか。
子供にはこんな理屈を説明し、「緊張して息を止めないように」「スピードを緩めるときに深呼吸しておくとよい」「口から吸うと空気が(肺ではなく)食道にも行ってしまうから、鼻から吸う」などとも言いました。