筋肉を伸ばす運動を「ストレッチ」と呼ぶのが一般的だと思うのですが、この本はそれだけでなく、関節に焦点を当てた運動や、ストレッチも静的なものだけでなく動的なものも含まれていましたので、「柔軟体操」の本と呼ぶのが適切だと思いました。
また、「体が硬い人のための」とありましたが、僕の感覚ではそうでもなく、万人に適している内容だとも思いました。
まあ、そういうのは個々の解釈の問題なのでしょうが…、僕としては、「みんなでできる柔軟体操」のようなタイトルがふさわしい、と感じたということです。
個人的なひねくれた意見は置いておいて、本題に。
なかなか良い本でした。
特に、体の中心部分を体幹と股関節と肩甲骨の3つに分ける手法には、思わずうなってしまいました。
あと、神経筋骨格系の生理や、多数の柔軟法が載っていましたので、1冊手元に置いて、柔軟体操の原理と注意点を理解し、自分なりのメニューを組むのに最適な本だと思いました。
僕自身も、自分の健康管理や施術のアイデアとして生かせる内容があったと思います。
この本は、施術室の本棚に置いておきます。
なお、当施術室の本棚には、けっこういい本が揃っていると自負しています。
よくある、「こうすればああなる」みたいな、あまりにも単純化され現実的ではない健康関連図書と比べると、一線を画すものばかりだと思っています。
ご来室の際は、どうぞご自由にご覧ください。
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