できるだけ宣伝をしたくない、という考えが僕にはあります。
腕がよければ、リピーターと口コミだけでお客さんが集まる、と思っているからです。
実際に、僕らより前の世代では、そういう先生たちがいました。
看板も掲げず、何の宣伝もせずに、営業しているのです。そして、それでもお客さんがいっぱいなのです。
しかし、それには「時代」の影響もあるでしょう。
昔はオステオパシーや整体、カイロプラクティックなどは今ほどありませんでしたし、日本も景気が良かったのです。
早くに始めた人が、そういった時代の利を生かして、長く通ってくれるお客さんを集めてしまったのかもしれません。
だからなのか、僕らと同世代の人では、そういう人はほぼいません。
いたとしても、他に収入源があってオステオパシーを副業にしているとか、まだ同業者の少ない地域で営業しているとか、特殊なケースなのだと思います。
しかし、それでも僕は、宣伝しないという目標を今も持っています。
実際、うちの宣伝費は非常に低額です。
看板もなくマンションの一室で営業しているため、開業当初はある程度お金をつかって宣伝しましたが、基本的には徐々に少なくなっています。
宣伝効果が薄い時代だからしても採算が合わない、という判断もあるのですが、宣伝しないという目標には近づいているのです。
そして、宣伝費も含めて、不要な経費はできるだけ抑えるようにしています。
施術料が安い理由も、そこにあるのです。
ネットの有料広告、雑誌やフリーパーパーへの掲載、街頭の看板、バスのアナウンス広告など、お金をかければ、たくさん宣伝できます。
そしてその分を施術料に反映し、また、たくさんの人に来てもらう、という戦略もありでしょう。
しかし僕は、ま逆を行こうと思うのです。
腕がよければ、宣伝しなくてもやっていける、そして低価格で施術を提供できる、と。
まあ、前述の通り時代もあるので、どこまでそれに近づけるかはわからないのですけど…。
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