こんなニュースを見ました。
*『少ない「野球肘」 背景に日本と異なる指導法』 ‐ 毎日新聞
日本の整形外科医が、野球の強いドミニカを訪れて調べたところ、野球少年の「野球肘」発症率が 日本に比べて圧倒的に低かったというお話です。
そして、日本との練習方法の違いは、以下のようなものだったそうです。
・練習時間が短い。ドミニカの小中学生の練習時間は、週5日、1日3時間に満たない
・子供が好きなバッティングに重点を置き、投球数が少ない
・指導者は「けがをさせないためにいる」という考えで、「子どもたちがやりたいように自主的に練習し、野球を楽しんでいる」
限界以上の負荷がかかれば、当然けがをするでしょう。
だから、限界以上に練習せず、疲れをちゃんと抜くこともやはり大事だということですね。
また、子供の体は一人一人違うのですから、ある程度は自主性に任せて、それぞれに適した練習ができることが望ましいのでしょう。
それから、「辛いのを我慢してやる」のと「楽しんでやる」のでは、「神経の働き→筋肉の使われ方→疲労のたまり方」が違います。
「やみくもな努力」では、けがをしたり、練習の成果がでなかったり、ということが起こりえるのです。
ですから、「どう努力すればよいか」を子供と一緒に考え、うまく導いてあげることが、大人の役割なのではないでしょうか。
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