とりあえずは、「需要がありそうだから」「自分が指導できるから」「施術室内でもできるから」というのがあります。
しかしそれらに関しては、満たさなければできない条件なので(笑)、詳しくは書きません。
そこで今回は、「なぜ柔軟体操だったのか」を説明したいと思います。
僕は、運動には4つの目的があると思っています。
1つは体をやわらかくする運動、2つめは持久力をつける運動、3つめは筋力をつける運動、4つめは体を上手に動かすための運動、です。
1は、ストレッチと呼ばれるものや、ラジオ体操などです。今回話題にしている「柔軟体操」も、この運動全般のことです。
2は、ランニングやウォーキング、縄跳びなど、とにかく持続的に体を動かすことで、心臓・血管や肺を鍛える運動です。
3は、いわゆる「筋トレ」ですね。
4は、スポーツなどで、タイミングやスピード、バランスなどを養うことです。
さて、痛みやこり・はりなどには、やはり体のやわらかさが最も重要だと僕は思っています。
また、確かに柔軟体操は他の運動と比べると強度が弱いですが、すべての運動に影響を及ぼします。かたい体で他の強い運動をしても、ケガのリスクが高まったり、うまく動けなかったりします。
ですから、これから運動を始めようと思っている方にも、よく運動をしている方にも、まずはちゃんと柔軟体操をすることをおすすめしたいのです。
そんな理由で、ご指導するなら柔軟体操だ、と僕は思ったわけです。
また、柔軟体操をする習慣のある方の中にも、形だけを覚えていて、「どこをやわらげているのか」「やわらげるためには何に気をつけるべきか」などのコツをつかんでいないと思われる方が、話をうかがうとけっこういました。
たとえば、「テレビでこういう体操が良いとやっていたので」という方などは、けっこうそうだと思います。
僕は解剖学・生理学を学んでいますので、そういったコツも心得ています。
そのために皆さんの助力になれるのではないかと思った、というのも1つの理由でした。
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