今回は、日本での感染者数と死者数と致死率を時系列順に見てみましょう。
- 3月1日、感染者254人・死者5人・致死率約1.97%
- 3月30日、感染者1886人・死者54人・致死率約2.86%
- 5月1日、感染者14281人・死者432人・致死率約3.02%
(すべて厚生労働省のウェブサイトからデータを引用しました)
大雑把に考えて、感染者も死者も1か月で10倍ずつ増えている、といえるのかもしれません。
致死率は…微妙に増えているといえますが、3月の段階ではまだ感染者が少ないので、数値が安定しないだけなのかもしれません。でも、致死率は数パーセント、といえるでしょう。
ただし、ここでいう感染者は、検査を受けて陽性反応が出た人のみですから、個人的にはこの10倍か100倍ぐらいの感染者がいるのではないか、と僕は思っています。(無症状か風邪のような症状で、すでに治っている)
感染者数が今の10倍ならば、5月1日時点での致死率は約0.3%になります。そして感染者数が今の100倍ならば、致死率は約0.03%となります。
「ステイホーム」が、感染者の増加や医療崩壊の防止に役立っていることは間違いないと思うのですが、特別に危険な病気ではないという個人的な印象は、現時点でも変わりません。
残念ながら、今後も感染者数は増え続けると思います。
ただし、それが一定数になると、すでに感染済みで抗体のできた人が多くなり、集団免疫ができます。
もしかして「ステイホーム」は、そこに至るまで医療崩壊が起きないようにすることが、最大の目的なのかもしれません。
一方で、それによって経済が止まり、お金に困る人が増え、自殺者が増えたり、治安が悪くなったりする可能性もあります。例えば、増加した自殺者数が新型コロナウイルスによる死者数を超えてしまうということも起こり得るので、それも防ぐ必要があります。
そのバランス感覚が、政治には大切なのかもしれませんね。
ところで、毎日新型コロナのニュースばかりでうんざりするという方は、「ニュース断ち」をしてみてはいかがでしょうか?
僕はほとんどテレビを見ませんし、ネットも目的を持って使うようにしているので、一日のうちで新型コロナの話題に触れることがあまりありません。
現実逃避をしているわけではなく、平時からそういう生活をしているのです。
結局、「今の状況で自分にできることをする」しかないと思うからです。
だから、そのための情報だけは入手して、後は自分のすべきことに集中した方が、心が安定するのではないでしょうか。
新型コロナウイルスは病気の一種であり、社会問題の一種です。でも、それ以上でもそれ以下でもありません。
報じられない、自分が目にしない、他の病気も社会問題もたくさんあるのですから、新型コロナのニュースばかり見ている必要性もないと思うのです。