久々に、格闘技を話題にします。
最近は、やるのも見るのもあまり関心がなくなっていたのですが、先週土曜日の村田諒太選手の世界タイトルマッチは見ました!
何とかリアルタイムで見られたので、よかったです。
村田選手は、ミドル級の選手です。
ミドル級は重い階級ですので、体格の小さい日本人選手には縁が薄く、これまで世界チャンピオンになったプロボクサーは、約20年前の竹原慎二さんただ1人でした。
ですから村田選手が勝てば、日本人としては2人目の快挙です。
また彼は、ロンドン五輪でのアマチュアボクシング・金メダリストでもあります。
日本人で、アマチュアとプロでチャンピオンになった人はこれまでにおらず、もし勝てば史上初だったそうです。
プロに転向して、それまで12戦全勝(9KO)。
インタビューなどの映像を見ていると、かなり落ち着いていて、礼儀正しく、頭の良い印象を受けました。
プロ格闘技はどうしても「ショー」化しがちなのですが、「これは、本当に実力のある、まさに『アスリート』だ!」と僕は期待していました。
もっとも、彼の試合を最初からちゃんと見たのは、今回が初めてだったのですが(笑)。
初めて試合をちゃんと見た村田選手の印象は、「これはメッチャ強い!」でした。
1ラウンド目、ほとんど手を出さなかったのですが、ディフェンスが上手なためパンチをもらわず、なぜか彼の方が前に出て、強い圧力をかけていました。
そしてたまに出すパンチ(特に右ストレート)が、非常に強力です。これは相手も警戒するよなあ、と思いました。
最初は様子を見ることに徹したのだと思いますが、その時点で、「これは強いなあ」と感動しました。
で…、興味のある方は皆さんご存知だと思うのですが、試合は最終12ラウンドを終えました。
そして、その間にダウンを1度奪い、また、何度か相手をふらつかせた村田選手の判定勝ちだろうと、多くの人たちと同じように、僕も思っていました。
ところが結果は…、判定負けでした。
ボクシングの世界ではたまに起きる、「疑惑の判定」が出てしまったのです…!
相手選手の方が手数が多かったのは間違いなく、それが強く加味された、という見方もできますが…、それを考慮しても村田選手の方が優勢だったと、僕は思いました。
ですから、試合結果としては負けがついたのですが、どっちが強かったかと問われれば、「村田の方が強かった!」と思います。
今は何も考えられない状況かもしれませんが、また挑戦してほしいと思います。そして、今度は勝つかな、とも思います。
人生には、不条理なことがけっこうよく起きます。
しかし、自分にできることをし続けた人、チャレンジし続けた人、本当の力を持った人が、結局は栄光をつかむ確率が高い、というのもまた人生だと思います。
もちろん、あれだけ落ち着いた人なので、それもまたわかっているとも思います。(村田選手は判定への不満を特に口にしていないようです)
これからも頑張ってほしいと思います!
本当に、数十年に一人という逸材だと思うので、また頑張って欲しいです!
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