心と体には、関連性があります。
これは生理学的にも明らかにされていますし、皆さんも、経験的におわかりかと思います。
例えば、
- 緊張して心臓がドキドキする
- 心理的ストレスで、胃が痛くなる
- 激しい心理的ショックを受け、気を失ってしまう
- 翌日に楽しいことがあると、ウキウキして夜眠れなくなる
- 嫌なことがあると、筋肉が緊張し、呼吸が浅くなる
などです。
「心理状態の異常→脳→神経を通じて体の各所に指令」という順序で、心と体はつながっているのです。
もちろん、体の異常のすべてが、心理面を唯一の原因としているわけではありません。
しかし、それが少なからず影響を及ぼしていることは、間違いありません。
一方、心と体がつながっているからこそ逆に、体の状態を良くすることで、心が軽くなることも考えられます。
特に、痛みなどの不快感、心理的不安などで、余計に体の状態に異常をきたしている場合には、それはなおさらでしょう。
オステオパシーの基本原理として、「身体は1つの単位である。ひとりの人間とは、身体、心、および精神の単位である。」という言葉が伝わっています。
オステオパシーには、病気だけではなく、心を含めたより広い範囲で患者さん見る、という思想があります。いわゆる、「病気」ではなく「患者」を見ろ、というやつです。
手技を施術するという範囲ですから、皆様それぞれの悩みの根本を解決することなどは当然できませんが、体も心も癒せたらいいなあ、などと思っている今日この頃です。(昔から思ってましたが)
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